流れに乗っている時、シンクロはバンバン起こる
電車の乗り継ぎは検索以上にスムーズだし
会う人会う人が親切で、生きているだけで楽しい
逆に流れに逆らっている時
些細なことにもいちいち引っかかるし
事前に綿密に調べた予定さえも
想定外にうまくいかず出直しを食らったりする
最近の私は、いろんなことがうまくいず
もがけばもがくほど蜘蛛の巣にハマる虫のように
日々小さく凹んでいた
こんな時はこれ以上どうこうしても仕方がない
きっと何かを見落としているのだ
流れに乗るための密やかなヒントを
そこで私は
日々の中に小さなシンクロを探すことにした
キセキ探し
と言ってもそんな大したものじゃない
ふと流れてきた音楽が結構好きなテイストだった、とか
カフェで食べたご飯が美味しかった、とか
そんなことだ
そうやって感覚に意識を向けていると
もう少し不思議なシンクロがやってくるようになる
この前本で読んだ言葉と、同じようなことを友人がふと口にする
ふと見た風景をキッカケに、思いもよらない記憶が蘇ってくる
この少し不思議なシンクロは夢に似ている
頭を忙しく過ごしているとすぐ忘れてしまう
だからすぐに書き留める
一時期夢日記をつけていたが
(今も鮮烈な夢を見た時にはたまにつけるが)
あの感覚にそっくりだ
強烈な体験をしたはずなのに
放っておくとすぐに記憶が消えてしまう
不思議な感触だけが残る
忘れてしまってもいいのだろうけど
ひとつひとつを宝物のように愛でたいから
出会った瞬間にノートに書き留める
書き留めてもどこにも辿り着かないのかもしれない
それでもそのノートは私の宝物であり
生きた証になると思うのだ


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